1・2・3・4と吐き1・2と止め1・2・3・4と吸い1・2と止め……
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クールダウンsidestory夜刀浦の神(CD)
安定した鉄の刃
氷室克樹が、おれの名だ。
紆余曲折を経て、夜刀浦市立黒須高校に転校して、神智科に編入した。
教室で、香月からプレゼントされた銀のペーパーナイフを手入れしていたのだが、奇妙な感触を得た。
柔軟かつ強靭だったスターリングシルバーの刃が異常に硬くガラスのようだ。
少しくらい歪曲しても以前ならば力尽くで真っ直ぐに出来たのだが、無理をすれば折れそうだ。
【魔法カバラー入門】の226ページに記述されているように、オーラを伸ばすダガーとして非常に便利だったのだが。酷使による金属疲労だろうか?
試しに光刃を構築してみることにした。
しかし、両刃の剣先に意識を乗せて、魔力(エーテル)を刃に通してみようとしたところで、天野&栃草の魔術師コンビが寄ってきた。
「氷室、粉々に砕けるから止めておけ」と天野が言った。
「え? なんで氷室くんのペーパーナイフが砕けるの?」と栃草が言った。
「銀がパウダー化しかけている」
「パウダー化ってなんだっけ?」
「ホワイトパウダーゴールドと呼ばれるハイスピン単原子の非金属状態に変化する現象だ。超自然科学の授業を聞いてなかったのか?」
「ごめんっ」
二人とも本来ならば入手不可能な魔道書を入手した本物の魔術師なのだが、お気楽な夫婦漫才コンビにしか見えない。
だが、銀のパウダー化か……刃にエーテルを籠め過ぎて原子核がハイスピン状態になっているらしい。
ハイスピン単原子状態の軌道転位単原子元素として存在できる銀よりも、通常物質として安定した鉄の刃を使用すべきだろうか?
安定した鉄の刃
氷室克樹が、おれの名だ。
紆余曲折を経て、夜刀浦市立黒須高校に転校して、神智科に編入した。
教室で、香月からプレゼントされた銀のペーパーナイフを手入れしていたのだが、奇妙な感触を得た。
柔軟かつ強靭だったスターリングシルバーの刃が異常に硬くガラスのようだ。
少しくらい歪曲しても以前ならば力尽くで真っ直ぐに出来たのだが、無理をすれば折れそうだ。
【魔法カバラー入門】の226ページに記述されているように、オーラを伸ばすダガーとして非常に便利だったのだが。酷使による金属疲労だろうか?
試しに光刃を構築してみることにした。
しかし、両刃の剣先に意識を乗せて、魔力(エーテル)を刃に通してみようとしたところで、天野&栃草の魔術師コンビが寄ってきた。
「氷室、粉々に砕けるから止めておけ」と天野が言った。
「え? なんで氷室くんのペーパーナイフが砕けるの?」と栃草が言った。
「銀がパウダー化しかけている」
「パウダー化ってなんだっけ?」
「ホワイトパウダーゴールドと呼ばれるハイスピン単原子の非金属状態に変化する現象だ。超自然科学の授業を聞いてなかったのか?」
「ごめんっ」
二人とも本来ならば入手不可能な魔道書を入手した本物の魔術師なのだが、お気楽な夫婦漫才コンビにしか見えない。
だが、銀のパウダー化か……刃にエーテルを籠め過ぎて原子核がハイスピン状態になっているらしい。
ハイスピン単原子状態の軌道転位単原子元素として存在できる銀よりも、通常物質として安定した鉄の刃を使用すべきだろうか?
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