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1・2・3・4と吐き1・2と止め1・2・3・4と吸い1・2と止め……
超能力仙道入門
超能力気功法奥義
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霊的な中枢
 霊的な存在が人間の本質であって、その霊的な存在が肉体に宿り、この地上で人生を送っているのだ。
 究極的に難解な錬金術の結論をあらかじめ出しておくが、転生輪廻を繰り返す霊魂の不死証明こそ黄金錬成の正体だ。
 幽体離脱などの超常現象から人体が、霊体、幽体、そして肉体、というように分析可能な多重構造体だと古くから知られている。
 錬金術においても人間が、精神、魂、そして肉体、という三原質からなると説明している。
 精神=霊体、魂=幽体、そして肉体、ということだ。
 根源的エネルギーであり本質的に無形の精神たる霊体と違い、精神と肉体の接着剤とも言える魂の場合、物質である有形の肉体に近い性質を持つ。
 インドのヨーガにおいて脊柱に沿って七つ存在すると説かれるチャクラや、ユダヤのカバラにおいて人体各部に関係すると説かれる十のセフィロトなど、魂たる幽体の各部に肉体よりも高位の霊的な中枢が存在する。
 ヨーガにおけるスシュムナーとも呼ばれる中脈に沿ってチャクラが存在するのだ。
 脊髄の中を通る脊柱のルートで、尾てい骨から頭頂の梵穴まで通じている。
 身体の真ん中に、神秘的エネルギーの通る中脈があり、下の会陰から上の梵穴まで真っ直ぐに通じているとイメージするのだ。
 東洋仙道魔術における、尾てい骨から頭頂までの督脈に近い。
 頭頂から腹部の丹田を経由して尾てい骨に至る、任脈も重要だ。
 ヨーガのクンダリニー法だと、陽気(エーテル)を任・督二脈じゃなく、体の中心を通る衝脈に通す方法が説かれている。
 西洋儀式魔術だとカバラにおける中央の柱と共通点が多い。
 両足に存在する湧泉のツボを合わせてマルクトのセフィロトとし、頭頂をケテルのセフィロトとしている。
 【超能力気功法奥儀】に樹木を利用した対物周天が記述されているが、クリスタルを利用した対物周天も効果が高い。
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Fate/side story
フェイトsidestory螺湮(ライン)
女司祭アリスン・クルセイド


 日曜の早朝、カレンに呼ばれて教会に来た。ミサの雑務を手伝えという。
「……衛宮士郎君ですね。先日は失礼しました」とアリスンが言った。
 沈思黙考してから発言するのか、セリフの前に微妙な間を空けるクセがあるようだ。
 漆黒の修道服を身に纏った女司祭アリスン・クルセイド。キリスト教の裏側に位置する組織の聖堂教会から、この冬木教会に派遣されたという新任のシスターさんだ。
 代行者と呼ばれる攻撃力過多の魔術師でもある。
 後任者の登場で、司祭代行だったカレンも助祭に降格のようだ。
「何やら好からぬことを思っているようね、駄犬」とカレンが言った。
「いや、何も」
 以前、本職の司教だったディーロ爺さんが着任していたが、こんな地方都市の一教会に相応しい司祭だろうか? 卓越した戦闘者であるアリスンならば最前線で悪魔退治でもしているのが適材適所だと思うのだが。
 アリスンが俺の視線に気付いた。
「……士郎君、何か失礼なことを考えていません?」
「いや、何も」
「……誤解があるようね。これでも平凡な日常を愛しているのです」
 血塗れの非日常を愛しているような戦士じゃないのか。
 そんな俺の感慨を無視してカレンが工具箱を突き出した。
「故障していたマイクとスピーカーの修理が、あなたの仕事です」
 アリスンもディーロ爺さんと同じく、表側の聖職者として信者に説法するらしい。
 礼拝堂の床が掃き清められている様子から昨日の内に大掃除を済ませたらしい。散らかさないよう注意せねば。
 アリスンがニコニコと笑顔で俺の肩を叩いた。
「……私も少し機械に詳しい方だけど、急ぎなら士郎君が最適だとカレンさんが褒めてたわよ」
「別に褒めていません。適材適所というものです」
 期待に応えるべく魔術を併用して手早く修理した。
「……女の子に頼られたら全力を出す男なのね、士郎君も」
 誰か他の男と比べられたらしい。
「……九郎お兄ちゃんも……九朔君も……」
「アリスン、色ボケも大概になさい」とカレンが言った。
 上司であろうと容赦ない突っ込みだった。
HARUHI/side story
涼宮ハルヒの憂鬱sidestory夜刀浦の冒険
キョンの雑記


 問一、俺にとって最古の記憶が何であるか?
 思い出を時系列通りに並べる作業を何度繰り返しても矛盾が出る。
 十歳までを幼年期、二十歳までを少年期、そうした括りで大雑把に分けることならば出来る。
 だが一つの期間を細分化しようと試みれば、途端にあやふやとなっていく。月日を重ねれば重ねるほど、それが困難になっていく。
 そして問二、俺の年齢が幾つなのか。
 結局、兄を名乗る鹿戸龍見に教えられただけの情報じゃないか?
 おまえが何年何月何日に産まれたと、そう言われたから、そう信じているだけじゃないのか?
 未だ二十歳前の少年期だと思い込んでいるだけじゃないかと疑問を得る。
 幼年期、少年期、青年期、壮年期。老年期に至ったならば後に死期を待つのみ。
 しかし自問自答するならば、何百年も生きて死期を超越していると理屈じゃなく直観で納得している自分がいる。
 ゆえに問三、俺の親が誰であるのか。
 兄から死んだと聞いている。名前ならば知っているが、顔も声も忘れ去った何処かの誰か。その程度の認識しか俺になく、特にこれと言った感慨もない相手だ。
 そんな者ら、いないも同じと言える。俺に親というものが無い。
 親がいないんだから当然、自分のルーツに興味を持って調べたが、市役所の記録までで行き詰まった。
 記号の羅列にしか思えない定型文書が在るのみだった。
 まるで、そう設定されたキャラクターみたいな都合のよさで、自分の核心に迫る事柄に辿り着けない。
 出来の悪い脚本に出てくる架空の人物めいている。
 一番古い記憶ってどれだよ? 俺の歳って幾つだよ?
 わけ分かんねえ、誰だよこいつ。
 寄る辺無き者という記号のようだ。
 だから、四つ目の問いを投げる。俺が何者であるか?
 最古の記憶を選べず茫漠。己が年齢を証明できず、親の存在すら曖昧模糊としている。
 そんな俺が、いったい何であるのか?
 鹿戸響介という名前に縋っても無意味だ。例えば俺の兄を自称する龍見など、名前を幾つも売るほど持っている。
 俺もまたカノト、キョウ、キョン、それからジョン・スミスなど、その時の気分で仮名を使い分けている。
 俺が縋る鹿戸響介という名前など、この世界この時代に生きる少年としての役割。たかだか十数年前に被せられ、ゆえに状況が変われば脱ぎ捨てるだけの衣にすぎない。
 俺の真実が何であるのか? それが問題だ。
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