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超能力仙道入門
超能力気功法奥義
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ライトセイバー

 今日も【魔法カバラー入門】に記述されている腹式四拍呼吸のボックス呼吸法を一時間ほどトレーニングした。誰でも半年以上トレーニングを継続すれば陽気(エーテル)のコントロールが可能になる。
 陽気(エーテル)を練り上げるため、腹部の丹田だけじゃなく腰部の命門にも意識を集中するのがコツだ。それらの中間にも意識を集中可能ならば理想的だ。ヨーガにおいてスヴァージスターナ・チャクラとも呼ばれ、西洋魔術におけるイエソドの神性でもある霊的中枢だ。
 【超能力仙道入門】に、腰部の命門と記述されている部位に意識を集中してボックス呼吸法をトレーニングした。ゆっくりと意識の集中を、脊椎よりも深い部分に存在するイエソドの霊的中枢に移行させた。
 腰部の命門(イエソド)で一時間ほど陽気(エーテル)を練り上げた。
 次にオーラの伸縮をトレーニングした。ダガーナイフだと銃刀法に触れるので、入手が容易なウェンガーのアーミーナイフを使った。
 両刃のダガーじゃないが、刃の切っ先に意識を乗せてオーラを伸ばした。
 一メートルくらいの光刃を形成してみたが途中でエーテルの色が薄くなってしまった。妥協して光刃を三〇センチくらいに圧縮。闇夜にボンヤリと見えるか見えないかという程度だ。まだまだ修行不足だ。
 縦横に振り回してみると楽しく遊べる。SF映画のライトセイバーやアニメのビームサーベルのようだ。
 この光刃だが、刀身の延長であるだけでなく、長期間トレーニングしていくとオカルト的なものを叩き切ることさえ出来るようになる。
 幻想(ゲーム)を現実(リアル)にするマジカルアームズの一種だ。
 以前【超能力気功法奥儀】に記述された気によるオカルト的なものとの接触法を実験してみたところ追い払うのに苦労して、浮遊霊らしき魂がバタバタと音を立て騒々しかった。今度来たら、ぶった切る。
 ライトセイバーで遊んでばかりじゃなく真剣にトレーニングしてみた。
 極度に動きをなくし、ただ光剣を片手で眉間の高さまで引き上げて落とす。無住心剣術の修行法だ。ただ単に光剣を眉間まで上げて落とすという単純な動きだけだが奥が深い。これを緩やかに千回繰り返した。
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士郎の雑記1章2節
Fate/side story
フェイトsidestory螺湮(ライン)
普通のアーミーナイフ



 顧客として来店した氷室に見せるため、ショーケースからウェンガー社のナイフを取り出した。普通のアーミーナイフだ。
「【魔法カバラー入門】のダガーに関連する記述で気になったのだが……」と氷室が言った。
 穂群原学園図書室の【魔法カバラー入門】を魔導書として素人魔術を楽しんでいるようだ。
 意識の働きを増幅する器物として両刃の剣である必要があるという内容が記述されている。
 確かに、両刃の剣先だと意識を乗せて魔力(エーテル)を操作するのに便利だ。
「このアーミーナイフのような片刃だと無理なのだろうかと疑問を得たのでな」と氷室が言った。
「いや、片刃でも問題なく使える。指先だけでオーラを伸ばすよりマシだ」
 剣として究極まで理想を追求すればセイバーのノウブル・ファンタズムたるエクスカリバーが必要になるが、勝手に投影魔術で複製すると魔術協会が制定した法律に抵触するし、セイバーも怒りそうだ。
「氷室、『八寸の延金』という刀法を知ってるか?」
「小笠原源信斎の真新陰流に伝わる刀法かね」
「基本的にそれと同じだから、方天画戟のような中華風の矛だろうと片刃の日本刀だろうと問題ない。勿論このアーミーナイフでも大丈夫だ」
「商売上手だな。よし買った」
「毎度あり」
 剣気(エーテル)を切っ先で練り上げる『八寸の延金』だが、この刃の延長として光刃を構築する刀法を窮めて限界を突破した先に、多重次元屈折現象を起こす『燕返し』がある。
 刃の延長たる『八寸の延金』も強化魔術に属している。
 俺も今夜、この魔術を修行しよう。
士郎の雑記1章1節
Fate/side story
フェイトsidestory螺湮(ライン)
オカルトショップ遠坂屋



 遠坂が創設した遠坂商会の、素人マニアをターゲット層としたオカルトショップ『遠坂屋』でアルバイトすることになった。居酒屋コペンハーゲンの近所だ。駅前パークだと貸し店舗の家賃が高いので新都オフィス街にある。
 日本の銃刀法だとダガーナイフの所持が禁止されているように、魔術協会でも一定以上の威力を持つ魔術の公開を禁止している。
 遠坂やルヴィアが得意とするガンド撃ちだと、小口径の拳銃弾くらいで魔術協会が敷く法律に抵触するという。しかし、人を殺さない程度に威力を落とせば白だというのが、遠坂たちの言い分だ。魔術協会もヒマじゃないから黒に近いグレーゾーン程度なら無視黙認だとか。
 そんな物騒な黒(玄人)魔術師じゃなくて、人畜無害な白(素人)魔術師たるオカルトマニアをターゲット層としているのが遠坂屋だ。
 そういう素人を相手に、水晶玉やタロットカードなどの簡易魔術礼装を売っている、少しばかり節操の無い店である。
 扱っている魔導書も、学研の【魔法カバラー入門】や国書刊行会の【魔術‐理論と実践】など、普通の本屋で売っている物ばかりだ。
 だが書籍コーナーの本棚に、魔導書形態の【螺湮城教本】が収まっていた。
 俺の裡から抜け出して遊んでいたのだが、居心地が良好なのか別荘代わりにしている。
 客が傍に居ないことを確認して、この物騒な魔導書を手に取り、胸中の心象風景に戻した。
 本棚の空いた場所に【魔術‐理論と実践】をもう一冊補充してからレジに戻る。
 ショーケースのナイフを熱心に見詰めている客が居た。仲良し3人組ツッコミ役の氷室だ。
 接客モードで声をかける。
「いらっしゃいませ」
「ああ、店員さん……なんだ衛宮か。素で話してくれ気色が悪い」と氷室が言った。
 顧客の要望とあらば聞き入れねばなるまい。
「このアーミーナイフが欲しいのか? 氷室」
「いや、ちょっと魔術師として疑問がな」
 魔術師として、と来た。
 白(素人)魔術に凝り出したらしい。
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